ヨガの素朴な疑問

ヨガの素朴な疑問 「ヨガを始めたい」と思っている人の中には、素朴な疑問を感じている人も多くいることでしょう。
疑問に思うことの一つには、「体が硬い人でもヨガができるのか?」ということです。簡単なポーズもありますが、難しいポーズもあり、自分自身がきちんとポーズをとることができるのかを不安に感じている人もいるはずです。しかし、ヨガは「体を柔らかくすること」を目的とはしていません。呼吸に意識して、瞑想状態を保ち、自分の内なる声を知ることを目的としているので、ポーズをとることができなくても焦る必要はないのです。
もちろん、基本のポーズをはじめ、完璧にできるようになること自体は良いことではありますが、周りのみんなと同じような形を実現することができなくても、自分のペースでヨガと向き合っていくことが大切です。普段の生活で意識することのない筋肉を動かすことで、血流も促進されて、腰痛や肩こり、冷え性などの体の不調も改善に向かうことでしょう。

同じ様な動きでも違いがある、ヨガとストレッチ

同じ様な動きでも違いがある、ヨガとストレッチ 巷にあふれるヨガやストレッチなどの健康に関する書籍。一見すると同じような動きが多く、やり方や効果にどのような違いがあるのか悩んでしまうことがあります。
最大の違いは呼吸法・動きの回数と時間・心の動きです。ヨガの3大要素はポーズ・呼吸法・瞑想(気持ちへの意識)と言われます。ヨガでは息を吸ったり吐いたりにあわせて動き最低でも30秒間の静止したポーズを保つ、呼吸と動きを連動させ調和するのが練習の第一歩となります。また筋肉や関節の柔軟性や強さより、ポーズを保った時にどのように感じるかという気持ちに重きを置き、いかに筋肉や関節をリラックスさせ力を抜くことが出来るかに意識を持ちます。つまり心と身体を調和させるものです。対してストレッチは、他のスポーツをする前の準備運動や運動後のクールダウン等、怪我防止を目的として取り入れられます。特定の部位の痛みの軽減や柔軟性を養うために用いられ、厳密に呼吸を意識して行うことはなく、回数や継続時間に関しても決まりがなく自由度が高いと言えるでしょう。